私は自分の見たものを信じてる。

すべては愛ゆえに。ただのメモです。

自担に落ちました。/魔女の宅急便大阪8/31昼

 

 

拍手の中、泣き崩れた。

 

 

何が何だかわからなかった。

自分に何が起きているのかわからなかった。

ただ涙が止まらなくて、気持ちが抑えられなくて、ずっと静かに泣いていた。

友達に「大丈夫?どうしたの?」って心配されてしまった。

隣の友達の声に、少し現実に引き戻される。

そうだ、今日はオタクの友達じゃなくて、ミュージカルが見たいという友達と来ていたんだ。

 

現実に引き戻されても友達が、「大丈夫?」って言えば言うほど、涙が止まらなくなった。

 

自分で言うのも何だけど、私は割とクールに応援するタイプなので。(笑)

まさか、私がこうなるなんて。

 

 

自担に、落ちました。

 

 

 

 

2017年8月31日。

魔女の宅急便、大阪公演の初日にお邪魔してきました。

昨日、20歳になった顕嵐。

20歳になって初めての顕嵐を観るのを楽しみにしていた。

 

6月の東京公演は観ていたし、正直、以前に書いたように東京公演で「敗北感」を味わって帰って来ていたので、『ハタチの顕嵐』を観たいという以外にはそれほど特別な思いはなかったと思う。

 

ただ、顕嵐の演じるトンボの登場の瞬間、その気持ちが一変する。

 

 

 

何…?!何が起こってるの???

 

 

 

顕嵐のトンボが、すごくすごく上手くなっている!!

予想を遥かに上回る成長…!!

もしや、ハタチを機に中の人変わった?

顕嵐の見た目をした別人?

こんないい顔した別人なんていないよ!!??(さり気なくデレてみる)

 

 

東京公演では、ジブリ映画のトンボで役作りしたのかなーって思えるような演技だった。

動きが、アニメ。(可愛い)

まぁ美しいお顔だし、アニメでもいいんですけど(どんな根拠

 

 

 

最初、キキを見つけたとき、眼鏡にそっと触れて、トンボは、自分の目でしっかり見ようとする。

 

アニメじゃない…!!!

動きが!アニメじゃないよ!!!???

 

こんな細かく表現していたっけ?

もっと大振りだった気がする。

 

 

憧れの魔女に空の飛び方を聞くと、魔女の血だからと言う。

それから、トンボの無神経な言葉。

 

「なーんだ。血で飛ぶってことは、努力しないで飛べたんだ」

 

衝撃が走った…!!

すごい!!

この人、すっごい悪気なく「なーんだ」って言ってる!!

 

腹立つ!!

 

「なーんだ」っていう言い方が、わざとらしくなく、でも意味はすごく伝わってくる。

 

ねぇ顕嵐。

この一言、東京公演終わってから、一体何回練習した??

何百回、何千回、何万回と練習した??

 

顕嵐がこんな「なーんだ」の言い方が出来るなんて知らないよ?!

やっぱり、別人かな??中の人が(省略

 

 

トンボ顕嵐の最初の登場は、確実に前回までとは違うものだった。

 

 

「あなたのせいで」と言われて、

『えぇ?!オレ?!』って言ってるなーってわかるジェスチャー

 

「お仕事がんばって」が、定型文じゃない。

可愛いだけじゃない。

可愛さを少し減らして、サラッと爽やか度を入れて、ウザさも少々。

 

 

計算をするとき、眼鏡を外して、指先が動く。

 

 

細かい演技。

指先の神経までも。

 

 

 

そして、何より!!!

東京公演で敗北感を味わった、歌!!!

 

歌が格段に上手くなっている!!

 

ぜんっっっぜん違う!!!ほんと、別人!!!

 

もちろん、不安定な場所はありました。

一緒に観劇した友人は畑違いの友人で、白羽さんの話ししかしていなかったけど(察して)、私が「顕嵐の成長!!(涙)」って言うと、「え?あれで?」と、言い放った(暴言)とは言っても、あの共演者の中でよくやってるよね…。と、かなり褒めてくれていた。

 

でも、私は東京公演のトンボ顕嵐と比べて話している。

19歳のトンボ顕嵐と比べて話している。

 

Love-tuneのボーカル、顕嵐は3ヶ月弱で、凄まじい成長を遂げていた…!!!!!

 

 

すごくない?!

やっぱりこれくらいの年齢だと、物事を吸収し易く、成長し易いのかな?

それでも、そんなの比じゃないんじゃ?!ってくらいの成長!!!!!

 

 

 

  ♪飛びたい 毎日考えていた

  目の前に現れた 

  奇跡のような魔女の子

  毎日考えてしまうよ君のこと♪

(歌詞違うかもしれません… ニュアンスということでご了承下さい)

 

 

歌で伝わる、トンボの想い。

その想いが顕嵐の声で本当に伝わってきて、何かヤバイかもしれない!と、本能的に感じる。

 

そのとき、一幕が終わる。

 

 

 

二幕。

 

顕嵐さん、絶好調。

ヤバイという本能的な勘は正しかった。

 

繊細な演技とは打って変わって、キキと踊るシーンの動きは豪快だった。

 

 ♪重力〜揚力♪抗力〜♪

 

迷いのない、確かな動き。

東京公演ではここの初々しさが良かった。

言い方を変えると、ぎこちなさ(笑)

でも、トンボは積極的になっていた。変わっていた。

キキを、ちゃんとリードしていた。

 

 

そして、ダンスパーティー。

顕嵐がセンターで踊るショータイムである。(違)

ショータイム…の、はずだった。

が、膝をついて、両手を振るという振りがあるが、それが、阿部顕嵐ではなく、トンボだった。

前はそのシーンになると、あ!顕嵐だー!って手を振り返したくなった。

でも、今回はそんなことはない。

手の振り方が、顕嵐じゃなかった。

アイドルじゃなかった。

トンボ。あれは、トンボ。

 

踊り終わったら、シャツの裾を掴んでパタパタと、中に空気を送り、眼鏡を外して汗をぬぐった。

あれ?顕嵐さん、女優だから(本人談)顔に汗かかないよね?

あ!そっか!トンボだもんね??

踊って、「あっつ〜」ってしてる、トンボか!

 

 

ちなみに、二幕はどこから泣いていたのかわからないけれど、もうずっと泣いていたかもしれない。(恐怖)

顕嵐の成長に対して、感情が付いて行かなかった。

 

 

どこだっけなー??

体調の悪いキキに、町長が仕事を頼むシーン?

ベッド脇で、じっと耐えるトンボを見たときには泣いてた気がする。

 

キキの代わりに

「僕が行きます!キキのこと悪く言うのはやめてください!」

と宣言したときには、泣いてた気がする。

 

 

飛行機とともに勇ましい表情で出てきたときは、泣いてた気がする。

 

 

トンボはトンボ自身を鼓舞するため、歌う。

     ♪行くぞートンボー! ♪

泣いた。泣いてた。きっと、もう泣いてた。

きっと、っていうか、泣いてた。

 

 

 

キキに助けられ、手を繋いで2人で飛ぶ。

キキ「広場まで頑張れる?」

トンボ「キキこそ大丈夫?」

 

 

あれほど無神経だったトンボが、まず相手のことを考えた。

それが、すごくよくわかる一言で、顕嵐の成長を見ていたけど、トンボの成長も見えて……ここでも泣いてます。

しつこいくらい泣いてます。

 

 

 

前にも書いたが、顕嵐はこのミュージカルへの意気込みで「必ず成長する」って言っている。

 

こんな言い方は失礼だが、よく聞く言葉だ。

「成長したい」って。

言わなくても、駆け出しの役者なら誰しも胸の内にある目標だと思う。

成長しなきゃ、次はないから。

 

でも、その成長……!!!

え、これ、まじ、成長?!ほんとにめちゃめちゃ成長してるよ!!!!誰?!

顕嵐の成長というのは、私の想像を遥かに越えてきた。

 

 

 

よく、現場落ちと言うが、私は顕嵐担にして顕嵐の成長を見て現場で顕嵐に落ちました。

 

 

 

元々自担だけど、二度惚れるとはちょっと違うんだよなぁ…。

こんな状態になったことはないし。

感動で泣くとか、そんな類ではなかったし。

そんな女子いるよねぇ可愛いなぁ大好きなんだねぇって思っていた。

 

でも、私のこの号泣は、そんな自担大好きとは違った。

わけのわからないものだった。

感情がキャパを越えるもので、涙となって溢れたのではないか……と、思う。(推測)

 

実は最近は、顕嵐よりもLove-tuneが好きだった。自担よりグループが好きなのってありなのかどうなのかわかんないけど、私はそうで。(笑)

割とクールに顕嵐を応援していた。

 

でも、今日、私はちゃんと顕嵐担になったと思う。

 

 

 

怖いなぁ…

だって、20歳と1日の顕嵐さんで、これだよ?

この先どうなの?!!どうなるの?!

怖い!!怖いよ!!恐怖!!!

顕嵐担楽しい!!!楽しみ!!!

 

 

では今日は、自担に落ちた日、ということで。

 

 

 

 

 

ちなみに……

 

友人「情緒不安定?大丈夫?大丈夫?」

 私 「うぇーーん…だって、成長……! (泣いてて言葉にならない)」

友人「成長って(笑)お母さん?!」

 私 「そう、あの子立派になって…(乗っかる」

 

 

 

という種類のオタクなので無害です。

同担の方、ご安心下さい。

 

 

 

 

 

 

ミュージカル魔女の宅急便

シアタードラマシティ

2017年8月31日14時開演

 

 

#阿部顕嵐  #魔女の宅急便