私は自分の見たものを信じてる。

すべては愛ゆえに。ただのメモです。

彼がいなくなる前に 【担降りアンケート結果】

 

 

 

もうどこにもいない。

  

 

 

「どこに行ったのかな。

私が好きだった藤ヶ谷はもうどこにもいない」

元藤ヶ谷担の妹が言った。

 

 

 

 

デビュー前にキスマイを降りたことを知っていたけど、数年前に絶賛キスマイハマり中だった私は、降りたことに構わずに妹を誘ってツアーに行った。

我ながら無神経な姉である。

遠征地に一緒に行ってくれる人がいなかったので仕方ないとか言ってみる(笑)さみしっ!

でもお互い遠征地に友人がいたので、それぞれその友人に会おうよ!って目的もあって行った覚えがある。

 

 

 

そして入ったコンサート。

コンサート中、彼女はただジッと見ていた。

ペンライトを握りしめて、微動だにしなかった。

ちなみにこのドームツアーは、アリーナの前から3列目?だったはず。記憶が定かではないけど。(※うちの妹はなぜか近い席しか取れない傾向にある。もちろんコネチケとかではないですwwwww)

 だから特に双眼鏡とかも必要なくて、メインのステージが近かった。

その近さ故に、妹がじーっと無表情で見ていたのはメンバーの目に入ったかもしれない。何度か目を逸らされた気がしたが、そのうち一回くらいは気のせいじゃないと思う。どうもうちの妹が愛想悪く、ノリも悪くてごめんなさい。(滝汗)

 

そんな様子でも、ジュニアくんたちは妹にファンサしまくっていた。

すごい。

ジュニアくんたちのプロ根性はとにかくすごいよ。全力で盛り上げようとしてくれてる!!

もう妹にファンサ祭りだった。そして干される隣の姉!!!!!(衝撃)

あれ?見えてないのかな??ねぇ!ここにもいるよ?!あれ?おかしいな?

 

 

 

 

コンサート終了後に妹の感想を聞いたら

「わかった」と言っていた。

何がわかったのかわからなかったけど、でも私は特にそれ以上は踏み込まなかった。

 

 

 

 

 

降りた理由は詳しく聞いてはいなかったが、変わってしまったからだと言う。

彼女は元々私よりもオタク気質で、収集、保存癖があった。

何でも新しいまま保存しておきたいというタイプで、未開封のままの保存用が置いてあるタイプだった。他人に触られるのは嫌だし、自分の指紋さえ付けるのも嫌。おぉ怖い。(笑)

雑誌はもちろん1ページだけとか、12分の1くらいの小さな記事でも買う。

中高生でそれはなかなか大変だったと思う。

 

 

でも妹は、ある時期にそれらを一気に捨てた。

ちなみにこの当時の私は、デビューグループのゆるっとしたファンでした。

うちわは恥ずかしくて持てない系乙女でした(黙れ)グッズも恥ずかしくて買えない系乙女でした(黙れ)こっそり写真とかパンフとか、隠せるやつを買う系乙女でした(結果買ってる)真剣に、担当のことだけ!というようなファンではなかったし、別のハマってる趣味もあったからオタクじゃなかったと思っている。

ひとつのアーティストとして、生活の一部にいる感じかな。……それが今やどっぷりオタクです。怖いねぇ。(震)

 

 

 

妹がオタグッズを捨ててから1年くらいして、彼らはデビューした。

 

空気の読めない私が、

「デビューするね?」と言うと、

「みたいね?」と妹の声には温度がなかった。

 

「なんで?なんで?」と、さぁこい!とばかりに、まるで松岡修造のように熱血に言う、ウザいこと極まりない姉。(松岡さん好きです)

「もう興味ない。好きじゃない」とキッパリと言われた。

そのとき「降りる」という行為の意味を知った。

 

 

私みたいに「彼も好きー!」「あの子も好きー!」みたいなジャニだけに留まらずいろいろ好きで、素直に多方面に愛を持つのではなく(DDの言い訳)真面目に「藤ヶ谷担」だった妹。

妹はかつて今はいないとある子の担当だったから、藤ヶ谷くんについてはその子に似てたから気になってた、というあたりまでは聞いてたから知ってた。

でも今回は、藤ヶ谷くんに似た別の人が現れたわけでもなく、ただただ、やめたのだ。

 

 

 

Twitterで降りた理由についてアンケートをしてみた。

【質問】降りた経験がある方へ。理由を教えてください。

⑴別に担当が出来た

⑵私生活に変化があった

⑶自担の変化

⑷スキャンダルや報道、噂

 

結果はこの通り。

 

 f:id:keinyan625:20170611152013j:image

⑴別に担当が出来た …64%
⑵私生活に変化があった …10%
⑶自担の変化 …16%
⑷スキャンダルや報道、噂 …10%

 

最も多いのが、

「 別に担当が出来た 」64%だった。

 

 

次に多いのは「自担の変化」だったが、これは16%で、圧倒的に「別に担当が出来た」の回答が多かった。

とは言っても、Twitterをしている人って、オタクがほとんどなので(偏見)、別の担当が出来た人が多いのは頷ける。

そもそも降りてジャニから離れて、Twitterもしていない人はアンケートの回答者になり得ないから。

 

 

でも、この結果だけを信じるとすると、「別に担当が出来た」が最も多い。

自分が原因、って感じかな。

もちろん、自担が変わってしまったから別に好きな人が出来たという選択もあると思うけど。

 

別に好きな対象が出来て、そちらに愛情が移るということが多いのは頷ける。

 

でも、代わりもいなくて、担当が変わってしまって降りるのって、簡単な言葉だけど、つらいなぁ。

 

 

好きでいたくても、探してもどこにもいないことを想像すると……それは…すごくつらいなぁ。

 

 

実はデビュー担(オタクじゃなかったけど)の私も、“私の中の彼ら”がいなくなったから降りた。

変わってしまったのである。

もちろん今も活動してるけれど、私の知ってる彼らはどこにもいなくなってしまった。

だから、降りた。

このとき、妹の降りた気持ちがちょっとわかった気がした。

 

 

 彼らがどこにもいないという、つらさ。

 

 

あぁ違うな。

探してもいないのではなく、探したらいるんだ。

 

過去の映像の中に。

 

降りる前は擦り切れるほどDVDを見た。

何度も見て、過去の映像の中の彼らを『やっぱ好きだなー』って思った。彼らはそこにいた。でも、やっぱり現実にいなくなった。

同じ顔で同じ名前の人はいるけれど、同じ人はいなくなった。どうやっても会えない。

探してもその姿がないのが、つらかった。

アイドルって偶像的な部分もあるのに、さらに、徹底的にないものになってしまうなんて。

 

そして私は会員証をズタズタに切り刻み、捨てた。(降りた)

※個人情報だから切り刻みましたw

 

 

 

 

 

 

 

 

 今回のツアーはご縁があり、とある平日の公演にも入れることになった。

平日だしなー・・・どうしようかな?と、考えた結果、ダメ元で妹を誘ってみた。

 

 

すると妹からは即、真面目な答えが返ってきた。

「前に一緒に行ったとき、よくわかったんだよね。

藤ヶ谷は、本当にもうどこにもいなくなった。

もしかしたら1ミリくらい残ってるかと思ったけど、もういなかった」

 

 

この場合の“藤ヶ谷”というのは、妹の頭の中の藤ヶ谷くんのことである。

 

 

遠征地のコンサートで3時間弱、ただジッと彼らの姿を目に焼き付けていた妹。

見終わったとき「わかった」と言ったのは、このことだったのか。

 

 

確認作業のような。

いないことを、受け入れるための。

 

 

私も好きだった姿がなくなって降りた経験はあるが(切り刻んだときの話)、それを飲み込む経験は、まだ、ない。

 思えば無神経に誘ったけど、結構…いや、かなりつらくないか?無神経すぎて嫌になる。(自己嫌悪)

 

 

 

ちなみに私が藤ヶ谷くん、北山くん、などと言ってるのに対して妹は「藤ヶ谷」「北山」と、呼び捨てである。

私が気を使って「さん」「くん」付けしていても呼び捨てである。なんとも失礼な!キーッ!

妹の原文ままなのでお許しいただきたい。

まぁ、呼び方はデビュー前担の人の特徴のようにも思う。

あ、聞いてないかもしれないが、妹は私を「姉」と呼びます(いら情

 

 

  

でも、これを書いていて気付いてしまった。

私が藤ヶ谷担の覚悟を決めた頃(仰々しい)

「姉に藤ヶ谷担は無理だよ」と、笑われたんだけど、その理由が「全く好きなタイプと違うじゃん」というものだった。

 

単純に姉妹揃って藤ヶ谷担、みたいな感じだが、そもそも我々姉妹は、同じ人を好きになったことがない。

 

小学生の頃、

私が木村くんが好きなときは、妹は中居くん。

私が光一さんが好きなときは、妹は剛さん。

 

 

 

ぜったいに同じになったことがなかった。

 

 

それが、同じ藤ヶ谷くんを好きになった。

こんなことは初めてです。

ただ、好きになった時期が違うから、同じ人だけど、同じ人じゃない。

やっぱり別人ってことかな?

 

 

 

 

 

「コンサート申し込もうかなーどうしようかなー」と、迷うと妹は言う。

「好きな時期に行った方がいいよ。いなくなるかもしれないし」

その言葉は、重い。

重いなぁ。

“いなくなる”は、退所ではなく、その子が変わってしまうことを指している。

 

 

好きだった子が、好きなまま、ずっと存在してくれてることって、奇跡でしかない。

 

ずっとキープしてくれてることってもしかして、すごいことなんじゃないかな?

成長もしたいだろうし、新しい方向に行きたくなるかもしれない。方向性を変えたくなるかもしれないし、“キャラ”チェンジをしたくなるかもしれない。

でも、ずっとキープしてくれるのって、すごいことなんじゃないかな。

もちろん、みんな成長するから、成長後の彼らや、キャラ変後の彼らも自分の好きな系統であることもすごいと思う。それって、奇跡だ。

 

 

 

 

 

『またね!』

 

『また来年、遊びに来てください!』

 

 

 

 

彼らはいつもそう言うけれど、“また”のときの彼らが、彼らである保証は何一つない。

実際、この『またね』がなかったときに、私は降りた。

 

 

そう思うと、1公演1公演、その一瞬一瞬を大切にしようと思う。

彼らがそこにいてくれることに「感謝」して。

それが私のベースである。

 

まぁ公演内容や番組についての文句はやんや言うけど(苦笑)それも楽しみのひとつなの♡(笑)

彼らが、自分の好きな姿で目の前に立つ選択をしてくれていることに感謝をした上での発言である。

 

 

ありがたい。

 

 

文字通り、“有難い”ことなのである。

そう思うと、そのほかのいろいろはどうでもよくなる。

そんな贅沢は言えないしね。

 

 

 

ちょっと真面目な話、毎日感謝している。

 

まず朝、目が覚めること。

もしかしたら、寝てる間に息絶えてるかもしれないし。

(幼なじみのお兄さんが、朝、急に亡くなったことがあったので、朝目覚めることの感謝の気持ちは抜けない)

 

そして、同じように自担や、自担グループが息をしていること。生きていること。

さらに、その世界に留まっていてくれること。

公演が出来るだけの平和が保たれていること。

オタ活動において、世界の平和は切り離せない。世界平和は常に願っている。

コンサートやテレビ、ラジオ、何かしらの媒体で、今の状態を見たり知ったり出来ること。

 

もうそれ以上は望んじゃいけないほど、幸せなことだと思っている。

だから、毎日何かに感謝している。

いつか来るかもしれない、彼らがいなくなる時に、後悔しないために。

 

 これが私の応援スタイルです。地味ですみません。

 

 

 

 

 

ちなみに、妹を誘った結果、一緒に行くことになった。

わーい!妹とお出かけー\(^o^)/

 

私は藤ヶ谷担であり、トラジャ箱推し(七五三掛くんお墨付き♡)だ。

今回のツアーには並々ならぬ思いがある。

すっかりオタクじゃなくなった妹に、私は毎日トラジャトラジャと言って写真を見せた。

が!「こんなのが好きなの?」と言われた。(激怒)←

私たち姉妹はいい大人だが、ちょっぴり喧嘩になった(ここは折れない)

 

でもどうやらかつて、私は妹に同じ言葉を言っていたそうだ。

キスマイに「こんなのが好きなの?」って。

本当申し訳ございません。(深々)今、大好きです。(深々)出来るならその発言をした私をぶん殴ってやりたい。

 

 

そんなことから妹は、当時が懐かしくなったようで喧嘩のあとは大笑い。

「姉の好きなトラジャを見てみたいな」と言っている。

藤ヶ谷担だった妹から、姉へ。

そのまた逆もあるのかもしれない。

 

 

 

妹は言った。

「キスマイも、バックで踊って先輩のファンを奪ってきた。

もう先輩の立場なんだね。もうそんな時期か…。そっかぁ」

 

彼女の中で、何か結論が出たのかもしれない。
どこにもいないことを受け入れ、大きな意味で、時代の流れを受け入れる。

バック担だった人は、その辺りシビアで、かつ、柔軟だと思う。メンタルが、パンパなく強い。
メイン以外の出番を当たり前に受け入れ、正当に評価する。
「先輩にお世話になってきたから」とは、よく聞く言葉だ。

体育会系のノリが嫌いではないので、何だかそういう縦社会的なのは大好きだ。 

 

 

 

 

 

彼女がトラジャ担になったかどうかは、機会があればしようと思う。

とりあえず、コンサートを姉妹で参戦出来る日を楽しみにしている。

 

 

 …って、何この妹大好き話。(笑)

すみません、妹担歴は最も長いんです。

 担降りしないよ♡

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そうそう、トラジャが見たいと言った妹はニヤリとして、

「バックにファンを取られるようじゃその程度だよねー。あー楽しみ」と、言った。


この言葉、覚えがある。

 

これは、彼女がキスマイ担だった頃によく言っていた言葉だった。

 

 

 

 

 

※担降りアンケートにご協力いただきました皆様ありがとうございました。